圧力容器に流体を注入するポンプにはさまざまな形式がありますが、10MPa以上の高圧プロセスの場合はほとんど往復運動を行うプランジャ式のポンプがよく使われます。プランジャ式ポンプの場合は、流体を一定間隔で送りだすための脈動が避けられないので、必要に応じて容器入り口にアキュムレータを設けることがあります。
ちなみに、注入する流体の潤滑能力が高い場合は、脈動が少ないため小型大容量のギヤポンプも使えますが、流体がスラリー状であれば、濃度の低いスラリー状の場合は往復運動を行うポンプ、濃度が高いスラリー状の場合は単動式のシリンジポンプを使うことになります。