新聞・雑誌等への掲載

食材エキス化する超高圧の加圧装置 シブヤマシナリー発売

2006.07.21
2006/07/21 東京読売新聞朝刊


 シブヤマシナリー(金沢市)は、東洋高圧(広島市)と提携し、食材を超高圧で加圧処理してエキス化する装置「まるごとエキス」の販売を始めた。
 「まるごとエキス」は、野菜や肉、魚などのたんぱく質を主成分とする食材に40~60度の熱と500~1000気圧の高圧力を加えることで、うま味や風味を保ちながら短時間で素材を丸ごと液体化させる。イワシであれば24時間程度でエキスを作ることができる。
 魚介類を原料にした調味料として、イカやイワシを用いる魚醤(ぎょしょう)「いしる」、「いかなご醤油」、「しょっつる」などが知られているが、熟成中の腐敗を防止し、保存性を高めるため食塩を多量に添加する必要あるが、まるごとエキスは高圧力のため微生物の増殖が抑制され、食塩を使わなくても腐敗しない。
 1台800万円。容量は7リットル。初年度5~10台程度の販売を見込んでいる。

←戻る


東洋高圧バナー  超臨界技術研究所バナー