新聞・雑誌等への掲載

広島県、アスベスト無害化助成制度で溶融新技術3件を採択

2006.06.02
2006/06/02 日刊工業新聞


広島県は「アスベスト廃棄物溶融新技術実証事業」として3件を採択した。アスベスト廃棄物の県内処理体制の確保のため、1500度C以下でアスベストを無害化する溶融技術開発に経費を助成する制度。4000万円を予算に、補助率は経費の4分の3で、上限2000万円。今回800万~1700万円の助成を予定。事業期間は07年3月末まで。
採択企業とテーマなどは次の通り。
▽MHIソリューションテクノロジーズ(広島市西区)、広島ガステクノ(広島県海田町)、メッツコーポレーション(東京都港区)=廃アスベストの溶融固化と資源化新技術実証事業がテーマ。1300度C以下の融点を目標▽カムテックス(広島県福山市)=1350度~1400度C程度の低温度による飛散性アスベスト廃棄物の溶融無害化と溶融炉安定運転技術がテーマ▽カンサイ(広島市佐伯区)、東洋高圧(同西区)、日本総合科学(広島県福山市)=電磁誘導によるアスベスト溶融処理をテーマに、融点1400度C以下を目標とする。

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