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東洋高圧、サプリ製販で子会社-超臨界装置の抽出技術活用

2006.05.10
2006/05/10 日刊工業新聞
東洋高圧(広島市西区、野口賢二郎社長)は、トップシェアを握る超臨界装置による成分抽出技術を生かしたサプリメント事業に力を入れる。プロポリスなどのサプリメント製造販売を分社化、このほど子会社「東洋サプリ」を設立した。新業態として自社ブランド製品や提案型販売を展開し、分社前の売り上げ約1000万円を08年までに年間5000万円に引き上げる。


 東洋サプリの社長には野口裕美取締役が就任。本社は同じく東洋高圧の子会社の超臨界技術研究所内(広島市西区)に置く。
 東洋サプリは東洋高圧の新業態プロジェクトとして立ち上げ、04年にホームページ(HP)を開設し、装置開発や研究受託などの本業で得た顧客向けにサプリメントを試験販売してきた。現在は東洋高圧の超臨界装置を使うメーカーの製品を中心に販売している。超臨界技術研究所がOEM(相手先ブランド)供給した成分をもとにした製品なども扱っている。
 分社化を機に、今後は開発中のプロポリス製品など自社ブランド製品の販売に乗り出し、個人に最適なサプリメントを提供する提案型ビジネスを展開する。
 同時に、米カリフォルニア大学などと連携し、裏づけとなるデータの構築と販売方法の確立を急ぐ。

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