「機能性食品の人気は高く、食品メーカーが研究用に委託する成分抽出ビジネスはまだまだ伸びる」と話すのは、実験用プラント製造、東洋高圧(広島市西区)の野口賢二郎社長。2月に本社近くに自社ビルを建てて研究所を移した。
成分抽出では、液体でも気体でもない状態の「超臨界」を利用する。「熱やエタノールによる抽出に比べ、高純度の成分を効率良く取り出せるため、研究分野での需要が高い」という。
現在は、成分別の研究データを積み重ねることに重点を置いている。「研究用にとどまらず、将来は商品向けの抽出事業にも進出したい」
新聞・雑誌等への掲載
成分記録の蓄積に重点
2005.03.25
2005/03/25 中国新聞朝刊