新聞・雑誌等への掲載

植物から有効成分抽出-東洋高圧が新研究所年内にも新設

2004.07.28
2004/07/28 中国新聞朝刊


 実験用プラント製造の東洋高圧(広島市西区)は、年内にも植物から有効成分を抽出するための研究所を西区楠木町の本社近くに新設する。健康志向ブームに着目し、機能性・栄養補助食品メーカーや自治体などを対象に、新たなビジネスに乗り出す。
 新研究所は現在、駐車場として使っている敷地約250平方メートルに4階建て延べ約500平方メートルのビルを建設する。投資額は約1億円。研究受託による売上高は年2、3億円を目指す。
 抽出には、密閉容器に植物と二酸化炭素やエタノールなどの触媒を入れ、圧力、温度を変えて液体から気体に変わる境界の超臨界状態にする技術を活用する。動きが活発になる触媒が植物の細胞壁を破り、多様な有効成分が取り出せる、という。同社がこれまで培ってきたプラント製造のノウハウを生かす。
 これまでも食品メーカーや市町村などから植物から有効成分を抽出する方法の研究、確立を依頼されており、ビジネスにつながると判断した。

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