「超臨界技術は、いろんな可能性を秘めている」と強調するのは、実験プラント製造の東洋高圧(広島市西区)の野口賢二郎社長。独自に開発した超臨界装置の需要が活発になってきた。
「食品会社などで、アガリクスやニンニクなどの有効成分の抽出に使われるようになった」と喜ぶ。食品の有効成分の抽出は従来、熱湯やエタノールを使うケースが多く、成分が変化し抽出率も25%と効率も悪かったと、いう。
超臨界技術とは「密閉した容器内で圧力と温度を上げ、物質を液体でも気体でもない状態にする」と説明。「この装置なら、成分を変化させず75%を取り出せる。環境にもやさしい」と力説。「世界市場に持ち出し、社名の通り東洋一のメーカーになるようにしたい」
新聞・雑誌等への掲載
超臨界技術に熱い期待(ひとネット)
2002.10.05
2002/10/05 中国新聞朝刊