新聞・雑誌等への掲載

人らんだむ 先駆的事業に自信

1997.09.03
1997/09/03 中国新聞朝刊


「今は採算が合わないが、2、30年先には実用化されそうなプラント技術の実験装置づくりが主な事業。国内でもうちのような会社は数社しかない」と話すのは東洋高圧(広島市西区)の野口賢二郎社長。
受注先は国から委託を受けた大手企業の研究機関が多い。例えば、原油から硫黄分を取り除く触媒の性能を実験する装置。「日本の原油輸入は将来、中近東から硫黄分が多い中国に依存するようになる。環境問題を考えると、こうした実証装置は大規模なプラントの先駆設備として不可欠」
環境問題の高まりで関心が高いごみ処理関係など十数種類のプラントを受注している。従業員20人のうち10人が設計スタッフという頭脳集団。「あまりもうからないが、技術立国・日本を少しでも支えていると自負している」と先駆的な事業に自信を深める。

←戻る


東洋高圧バナー  超臨界技術研究所バナー