新聞・雑誌等への掲載

東洋高圧、食品加工機に本腰-冷凍鮭カット機を発売

1993.05.17
1993/05/17 日刊工業新聞


実験開発型のプラントメーカー、東洋高圧(広島市西区楠木町2の1の22、社長野口賢二郎氏)は、92年末から参入した食品加工機械の販売が好調なため、今後も相次ぎ新機種を導入し、2年後には食品機械のシェアを現在の5%から30%へ大幅に拡大する。
同社は92年11月から食品加工機械に本格参入し、カニの自動殻、皮剥(む)き機「板前太郎」、「板前二郎」を相次いで完成、発売している。これらは手作業に比べ約2倍のスピードで処理できることから人気を呼び、これまでに京都のカニ料理チェーン店など、食品関連業者へ12セットを納入している。
93年に入ってからはスパゲティ麺(めん)をコンピューター制御により3分間でゆであげる圧力機械「めんぱ」を開発。さらに20日から、冷凍の鮭(さけ)をグラムごと正確かつ大量カットする大型機械を発売するが、すでに広島県内の大手スーパーなど10社以上から注文がきている。
野口社長は「今後も食品関連の新製品開発に力を入れ、2年後には売上高の3割まで伸ばしたい」と話している。

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