新聞・雑誌等への掲載

東洋高圧、カニの殻むき機を完成-毎分3匹を処理

1992.12.19
1992/12/19 日刊工業新聞


東洋高圧(広島市西区楠木町2の1の22、社長野口賢二郎氏)は、カニの殻を自動的にさばく殻むき機を完成、第1号機を京都のカニ料理店へ納入するとともに、市販を開始した。
カニすき用などに使われるズワイガニの足の殻を削り取る殻むき機と、胴とツメを2つに切り取る切断機から成る。殻むき機は一匹6本の足を同時に刃物のついたまな板が移動することによって切り取る仕組み。
特徴は(1)足を高低差に合わせてシリンダーとバネで押さえるため、削りムラがない(2)処理量は毎分3匹(足18本)と、手作業に比べ2倍の能率(3)作業はアルバイトでも簡単にできるほか安全装置付きのためケガの心配がないなど。
また切断機はアタッチメントを交換するだけで、胴とツメを押しボタンで簡単に切断できる。殻むき機を「板前太郎」、切断機を「板前次郎」の商品名で発売する。月産5セット。価格はセットで1千2百万円。

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