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2007年の高圧技術に関する記事の分析

【操作方法】
単語のない背景部分をドラッグすると、図をスクロールさせることができ、単語をクリックするとその単語を中心とした単語の関係図が展開されます。

上の図は、2007年1月~12月にかけて、高圧技術に関する新聞記事をテキストマイニングにより分析し、各記事に現れる特徴語の関係を示したものです(協力:九州大学Laflaプロジェクト)。

分析の結果として、二酸化炭素(CO2)という言葉が約半数の記事で現れていますが、これらはCO2を超臨界状態にして、洗浄、特定物質の吸着という従来の用途に加え、2007年は環境配慮を目的に高圧技術を用いるという傾向が見えます。その例として、日立マクセルのプラスチックメッキ分野での表面処理への応用(環境に有害な酸の代替品として高圧状態のCO2を応用)、ファーストリテイリングの環境配慮型ショッピングバッグ(素材の添加剤に高圧状態のCO2を応用)などが挙げられます。

また、重電分野において、従来の石炭燃料利用によるCO2排出量の拡大を懸念して、ここに対し日本の超臨界技術が応用されることが記事になっています。この分野においては日立製作所がカナダから、三菱重工業がインドから超臨界圧による発電プラントの受注を獲得しています。

一方で、大学の研究に目を向けると、東北大学、大阪市立大学、静岡大学、京都大学、大阪成蹊短期大学、東京工業大学、千葉大学などが亜臨界・超臨界状態の高圧技術に関する研究成果で新聞記事となっており、全国各地の大学で、高圧流体の機能に着目しての応用実験が行われている様子がうかがえます。

弊社では、従来までは試験プラントが中心であったものの、2007年はまるごとエキス」「まるごとウォーターを筆頭に、手軽に高圧処理を実現するための小型装置の開発が取り上げられております。これらの装置は、水しか排出しないことから、環境配慮という流れにも沿っていることと、価格面、取り扱いの容易さから見ても、今後高圧技術の応用可能性をさらに拡大していくものと考えられます。