高圧の世界

圧力容器のシールとのぞき窓

2007.01.24
のぞき窓

 圧力容器の内容量が小さく、温度も200℃程度であれば、蓋はプラグねじ式や袋ナット形式で済み、シール材もPTFE、パーフルオロ系などの弾性シールが使えます。しかし、設計温度が200℃を超える場合、樹脂は使えず、金属や黒鉛のシール材が必要になります。

 また、圧力容器には、内部の様子を観察するための「のぞき窓」を設けることがありますが、こののぞき窓の材料は比較的低い温度では低膨張硼珪酸塩ガラスやアルミノ珪酸塩等が使われますが、300℃、30MPa以上の高温高圧環境下ではサファイアやダイヤモンドが必要になります。
 東洋高圧の圧力容器の場合は、ブリッジマン方式を応用した優れた窓用シールを開発しています。

圧力容器のシール

←戻る


東洋高圧バナー  超臨界技術研究所バナー