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超臨界の活用

超臨界流体は、常圧の状態とは違う性質を有することで、さまざまな用途が期待されています。代表的な用途は物体からの特定物質の抽出と洗浄です。現在、超臨界を使って製品化・商品化されているものがいくつかありますが、これらは1980~1990年代に研究・装置製造がなされたものがほとんどです。

超臨界による抽出

超臨界による抽出では、たとえば以下のような活用が行われています。

  • 珈琲やカレーなどの匂い成分を抽出して、レトルト食品などへと匂いをつける。
  • バラの精油(アロマオイル)やサージーオイル(種子)など油成分を抽出する。
  • プロポリスやDHAなどの高付加価値有用成分を抽出する。
  • カフェインレスコーヒーのように、カフェインだけを限定的に摘出して除去する。

超臨界による洗浄

代表的なものはクリーニングですが、その他にもいろいろと応用が考えられます。

  • 衣服を傷めず、汚れのみを吸着・除去する超臨界クリーニング。
  • 半導体ウェハの洗浄(ミクロンレベルのゴミを除去し、ウェハを痛めない)。
  • 医療廃棄物の洗浄処理(有害となる雑菌を死滅させる)。